研修医・当院の研修プログラム 厚生労働省指定臨床研修施設(単独型・管理型)2021年 研修医募集・過去の実績

「ひまわり歯科」の研修プログラムについて

当院の「基本習熟コース」については、研修歯科医自らが確実に実践できることが基本です。臨床研修終了時、習熟すべき「基本習得コース」については、頻度高く臨床において経験することが基本です。

歯科医師臨床研修「基本習熟コース」

一般目標:個々の歯科医師が患者の立場に立った歯科医療を実践できるようになるために、基本的な歯科診療に必要な臨床能力を身に付ける。

1医療面接

一般目標

患者中心の歯科診療を実施するために、医療面接についての知識、態度及び技能を身に付け、実践する。

行動目標
  1. コミュニケーションスキルを実践する。
  2. 病歴(主訴、現病歴、既往歴及び家族歴)聴取を的確に行う。
  3. 病歴を正確に記録する。
  4. 患者の真理・社会的背景に配慮する。
  5. 患者・家族に必要な情報を十分に提供する。
  6. 患者の自己決定を尊重する。(インフォームドコンセントの構築)
  7. 患者のプライバシーを守る。
  8. 患者の心身におけるQOL(Quality of Life)に配慮する。
  9. 患者教育と治療への動機付けを行う。

2総合診療計画

一般目標

効果的で効率の良い歯科診療を行うために、総合治療計画の立案に必要な能力を身に付ける。

行動目標
  1. 適切で十分な医療情報を収集する
  2. 基本的な診察・検査を実践する。
  3. 基本的な診察・検査の所見を判断する。
  4. 得られた情報から診断する。
  5. 適切と思われる治療法及び別の選択肢を提示する。
  6. 十分な説明による患者の自己決定を確認する。
  7. 一口腔単位の治療計画を作成する。

3予防・治療基本技術

一般目標

歯科疾患と機能障害を予防・治療・管理するために、必要な基本的技能を身に付ける。

行動目標
  1. 基本的な予防法の手技を実施する。
  2. 基本的な治療法の手技を実施する。
  3. 医療記録を適切に作成する。
  4. 医療記録を適切に管理する。

4応急処置

一般目標

一般的な歯科疾患対処するため、応急処置を要する症例に対して、必要な臨床能力を身に付ける。

行動目標
  1. 疼痛に対する基本的な治療を実践する。
  2. 歯、口腔及び顎顔面の外傷に対する基本的な治療を実践する。
  3. 修復物、補綴装置等の脱離と破損及び不適合に対する適切な処置を実践する。

5高頻度治療

一般目標

一般的な歯科疾患対処するため、高頻度に遭遇する症例に対して、必要な臨床能力を身に付ける。

行動目標
  1. 齲蝕の基本的な治療を実践する
  2. 歯髄疾患の基本的な治療を実践する。
  3. 歯周疾患の基本的な治療を実践する。
  4. 抜歯の基本的な処置を実践する。
  5. 咬合・咀嚼障害の基本的な治療を実践する。

6医療管理・地域医療

一般目標

歯科医師の社会的役割を果たすため、必要となる医療管理・地域医療に関する能力を身に付ける。

行動目標
  1. 保険診療を実践する。
  2. チーム医療を実践する。
  3. 地域医療に参画する。

歯科医師臨床研修「基本習得コース」

一般目標:生涯にわたる研修を行うために、より広範囲の歯科医療について知識、態度及び技能を習得する態度を養う

1救急処置

一般目標

歯科診療を安全に行うために、必要な救急処置に関する知識、態度及び技能を修得する。

行動目標
  1. バイタルサインを観察し、異常を評価する。
  2. 服用薬剤の歯科診療に関連する副作用を説明する。
  3. 全身疾患の歯科診療上のリスクを説明する。
  4. 歯科診療時の全身的合併症への対処法を説明する。
  5. 一次救命処置を実践する。
  6. 二次救命処置の対処法を説明する。

2医療安全・感染予防

一般目標

円滑な歯科診療を実践するために、必要な医療安全・感染予防に関する知識、態度及び技能を習得する。

行動目標
  1. 医療安全対策を説明する。
  2. アクシデント及びインシデントを説明する。
  3. 医療過誤について説明する。
  4. 院内感染(Standard Precautionsを含む。)を説明する。
  5. 院内感染対策を実践する。

3経過評価管理

一般目標

自ら行った治療の経過を観察評価するために、診断及び治療に対するフィードバックに必要な知識、態度及び技能を習得する。

行動目標
  1. リコールシステムの重要性を説明する。
  2. 治療の結果を評価する。
  3. 予後を推測する。

4予防・治療技術

一般目標

生涯研修のために必要な専門的知識や高度先進的技術を理解する。

行動目標
  1. 専門的な分野の情報を収集する。
  2. 専門的な分野を体験する。
  3. POS(Problem Oriented System)に基づいた医療を説明する。
  4. EBM(Evidence Based Medicine)に基づいた医療を説明する。

5医療管理

一般目標

適切な歯科診療を行うために、必要となる広範囲な歯科医師の社会的役割を理解する。

行動目標
  1. 歯科医療機関の経営管理を説明する。
  2. 常に、必要に応じた医療情報の収集を行う。
  3. 適切な放射線管理を実践する。
  4. 医療廃棄物を適切に処理する。
  5. カルテを使用した医療管理について研修を行う。

6地域医療

一般目標

歯科診療を適切に行うために、地域医療についての知識、態度及び技能を習得する。

行動目標
  1. 地域歯科保健活動を説明する。
  2. 歯科訪問診療を説明する。
  3. 歯科訪問診療を体験する。
  4. 歯科連携を説明する。

特別研修

本院では、一年を通して以下の項目の習熟を目指す。

1一般社会人マナー学習

一般目標

歯科医師の前に一般社会人としての必要なマナーを習得する。

行動目標
  1. 一般社会人として必要な身だしなみや態度を確認する。
  2. 状況に応じた会話の使い分けを学習・習得する。
  3. 地域異業種との交流を深め、地域コミュニケーションを学ぶ。

2全身管理

当院では、全身管理を学習し、歯科診療を安全に行うために必要な救急処置に関する知識・態度・技術を身につけるために、月に一度院内での研修を行う。

研修内容は以下の通りである。

一般目標

円滑な歯科診療を実践するために、必要な医療安全・感染予防に関する知識、態度及び技能を習得する。

行動目標
  • 全身管理を要する患者の治療・管理に、担当医チームの一員として参画する。
  • 指導歯科医とともに、治療計画、患者説明、手術周術期管理、担任指導を行う。
  • 静脈内鎮静法患者の麻酔・全身管理担当として、治療計画、患者説明、麻酔管理、周術期管理を行う。

プログラム終了の認定

歯科医師臨床研修管理委員会は、プログラムの評価項目についての研修歯科医の自己評価法及び指導歯科医による客観的評価に基づき、当初の到達目標に至ったか否かを評価し、最終的に管理者が修了証を授与する。

プログラム責任者の氏名

岡本 佳明
医療法人社団 湧泉会 ひまわり歯科 院長

施設概要

管理型臨床研修施設

施設名
医療法人社団 湧泉会 ひまわり歯科
所在地
広島県安芸郡海田町昭和中町2-38
開設者
医療法人社団 湧泉会
管理者
院長 岡本 佳明
研修プログラム責任者
院長 岡本 佳明
指導歯科医
副院長 西中村 亮
副院長 樋山 めぐみ
副院長 前川 友紀
事務担当者 医
医事課 大井 紀果
施設の概要
(平成30年4月1日現在)
歯科医数 : 常勤 8名 非常勤 7名 ユニット・チェアー数 : 20台
施設の特徴
平成11年1月 医療法人社団 湧泉会 ひまわり歯科開設
HP URL:http://www.himawari-sika.com

協力型施設

医療法人社団秀和会
つがやす歯科医院
北海道帯広市西10条南9丁目5-5
研修実施責任者
栂安 秀樹
医療法人 仁和会
カナザキ歯科
愛媛県松山市南梅本町甲878番5号
研修実施責任者
金﨑 伸幸
医療法人社団けんこう会
つだ歯科
兵庫県姫路市飾磨区英賀清水町1丁目25番地
研修実施責任者
津田 賢治
医療法人 誠仁会
りょうき歯科クリニック
大阪府東大阪市森河内西1-16-3
研修実施責任者
領木 誠一

プログラム管理運営体制

歯科医師臨床研修管理委員会を設置し、プログラムの管理運営を行う。

歯科医師臨床研修管理委員会の名称と構成

名称
ひまわり歯科 歯科医師臨床研修管理委員会
構成
院長 岡本 佳明
副院長 西中村 亮
副院長 前川 友紀
副院長 樋山 めぐみ
歯科衛生士チーフ 石井 千晶
事務担当 大井 紀果
協力型施設の研修実施責任者
栂安 秀樹(医療法人社団秀和会 つがやす歯科医院)
金﨑 伸幸(医療法人仁和会 カナザキ歯科)
津田 賢治(医療法人社団けんこう会 つだ歯科)
領木 誠一(医療法人誠仁会 りょうき歯科クリニック)
外部委員
佐々木 義幸(一般社団法人 歯科業務標準化機構)
宮田 佳奈(武井法律事務所)
市川 知美(広島女学院大学 人間生活学部 管理栄養学科)
田口 則宏(鹿児島大学病院 歯科総合診療部)

歯科医師臨床研修管理委員会の業務

歯科医師の卒後の臨床研修における重要事項を審議決定する機関として、歯科医師臨床研修管理委員会を置く。歯科医師臨床研修委員会は、当院の院長を委員長とし、副院長のほか、歯科医師チーフ、歯科衛生士チーフ、事務担当者より構成し、円滑かつ効果のある臨床研修を行うため。毎年9月および3月に歯科医師臨床研修管理委員会を開催し、研修評価を行い、それに基づいて研修プログラムを協議、計画を立て必要な修正を行う。更に、歯科医師臨床研修管理委員会では、臨床研修の指導、監督及び到達目標への達成度、採用、中断、修了の評価等についても具体的に検討するものとする。

研修指導体制と医療事故への対応

単独型研修施設及び研修協力施設における指導歯科医のもとで、基本的な知識、手技並びに全身的な治療管理を習得させる。また、医療事故への対応については、診療に関わる医療事故の主たる原因は主治医が負うが、研修歯科医は受け持ち医として重大事故発生の場合は直ちに指導歯科医に連絡し、その指示を仰ぐものとする。

単独型研修施設及び研修協力施設における指導歯科医のもとで、基本的な知識、手技並びに全身的な治療管理を習得させる。また、医療事故への対応については、診療に関わる医療事故の主たる原因は主治医が負うが、研修歯科医は受け持ち医として重大事故発生の場合は直ちに指導歯科医に連絡し、その指示を仰ぐものとする。

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